悪い芝居「春よ行くな、」
アイドルヲタ兼悪い芝居ファンになりつつありますので書きます。
前公演の感想はこちら
悪い芝居「メロメロたち」を見て~石塚朱莉推し目線より~ - 一生思春期。
ネタバレっていうかもはや何がネタバレなのかわかんないけど、言い方変だけどなんでこんな気持ち悪い気分を抱かせるのが上手なんですかね。
実は本当普通に行くか迷ってて、前公演メロメロたちめちゃめちゃ好きだったし、でもそれバンドだったからじゃん??あんちゅいたしとか思いながら予約開始日2、3日過ぎたら後輩からお誘いがあって重い腰をよっこいしょとあげて予約した春よ行くな、。次の日に東京に面接行かなくちゃいけないって前日に決まって。スーツケース片手に迷惑だろ、いや、烏丸ロッカーどこだよってか烏丸ってどこだよ、あ〜〜いや〜〜もういっそこれは悪い芝居見て、気分晴らして面接に挑もうとか思ってたわけですよ。(まさしく戦)私B列だったんで、いやくそ最前じゃないのかよ〜〜、え、ってか前のおじさん裸足なんだけど?つぶやこか???え?隣のお姉さんも??え??ここ土足禁止なの??え??ミスった??ってキョロキョロしてたくらい気が抜けながら開演待ってた。
で、見終わった後に思ったのは、気持ち悪〜〜はぁ〜〜重〜〜眠れないやん…明日面接なんすけど、まじ敵にしか見えないやん…って感じです。
帰りに台本買うか迷ったけど、言葉にして自分の中に受け入れることがまだ出来なくて買えずに、頭からあの日から離れないライフイズラブリーたちを買って、思いがけず太郎さんにありがとうって言ってもらえたのに、周りの人たちが敵にしか見えなくて怖すぎて肩すくめながら帰った記憶しかないです。いや、まじそこだけもっかいやり直したい。
何がって、公演始まったとき、「うわ〜〜まじこいつら全員嫌いな奴しかいないじゃん〜〜まあ、世話焼きがうざいとか基本キャピッてきもいやつとかまぁおるわな〜〜」とか思ってたんだけど、途中で気づきました。あ、これ自分だって。キツかった。苦しくなって席から逃げたくなって。内輪ノリのキモさとかは全然わかってるつもりだったけど、内輪の中の人の心の気持ち悪さが存分に描き出されてて、いや本当にとにかく嫌こんなの見たくないって思った。
人なんて喋ってるものの9割方本心じゃないし、本当じゃないし、でもそんなの嘘か本当かなんて考えながら聞いてないし話してないし、考えたくないものとして生きてたから、ここまではっきり描き出されるとしんどいっていうか心がついていかないっていうか。
でも、それが綺麗に描き出されてて。まぁそれは美しいくらいに。
私の話にはなるけど、先週財布すられて五万なくなって、次の日ずぶ濡れで自転車こわれて人生地獄底辺すぎるな??って思ってたけど今生きてる世の中ずっと地獄だったなって思った。Twitterとかで「まじ親友、こいつなら全部話せる」とか言ってる人いるけどそんなの絶対嘘だと思ってるし、そういう全部は一部しか知らない全部だし、でも現実はそれでよくて。一生彼氏つくらん!の一生が一ヶ月と同意なのと同様に、永遠とか絶対なんて言葉になんの意味もない。言葉なんて吐き出してしまえば全部全部意味なんてない。結局世界で自分のことを全部知ってるのは自分しかいなくて、「寄り添って生きてる」とか「1人じゃ生きていけない」って言葉に疑問符抱えるのも事実で。
いやー、でも自分だけじゃ生きていけないのも事実で。誰かの必要な嘘が優しくて、残酷な現実が優しいのか。悲しかった。ここが一番私にとってもやもやしたところで今でもズサって刺さってしまうところ。
たぶんこれだけ読んだらめちゃくちゃ鬱でもやもやしてると思われると思うけど、事実そう。でも、なんかすごいグサグサ刺さってくるからすごい見ててゾワゾワする。怪物。是非みてください。
京都芸術センターでの公演、夜だからか講堂の柱とかがすごく映えてて、素敵な場所でした。
東京もあります。是非みてください。
↓ご予約はこちらから
http://waruishibai.jp/864197re/
この文章を夜行バスに乗る前のマクドで打ってるので、周りに見られていないことを祈っています。
では、また
(途中マッサージシーンで彬さんがキョロキョロしてたのちょっと面白かった)