メロメロス
私は今強烈なメロメロスにかかっている。
メロメロスとは悪い芝居「メロメロたち」を見てからというもの頭が怪物ライフイズラブリーに乗っ取られて命燃やして生きなあかんし、もっかいメロメロたち見たいぞ〜〜う〜〜ガルルルっていう感情のことです。
見てない人には全然わからないので、ぜひ見て欲しいなーって思いながらこの記事を書いてます。theステマ☆
前の記事では初めて応援している石塚朱莉ちゃんが主演として舞台に立った素晴らしさ美しさについてしか描けなかったので、私をメロメロスにさせるそのストーリーについてちょっと考えたい。
悪い芝居「メロメロたち」を見て~石塚朱莉推し目線より~ - 一生思春期。
たふんめっちゃネタバレしてます。自己責任でお願いします。東京行く人にオススメしたいのに、ネタバレしてる矛盾が生まれていますが、ちょっとでもあ、生で見たいかもって思ってもらえたら嬉しいです。
テーマはたぶん戦争と音楽と愛にちょっぴりのエロを和えた感じ。
ちょっと今どきの子ぽくというか主人公がそういう口調だったので、そういう感じで書きます。
しょーじき、あたしは戦争とかむっちゃ遠い話やし、最初聞いた時、なんでそんなテーマなんやろ?って思った。で、初見の時もなんでこんなに銃をぶっぱなす劇にするんかも正直わからんくて、演出で何箇所かデジタル化してるし、制服も今の全員一緒のセーラー服よりも100倍くらい可愛いし、近未来やけど、それがどう繋がるん??って思ってた。
それが、2回、3回って見るにつれて自分が舞台側にたってる気分を味わえるようになって。
そしたらただただ音が爆発してたのが怖かったのが、意味を考えることが怖くなってきて。
たみが戦争の前の訓練で少しずつ狂っていったのもつづきがメロメロにハマったのもたぶん戦争の高揚の雰囲気が世の中を覆っていて自分の世の中の閉塞感とかいろいろ感じてたっていうタイミングが一致したからかな。
戦前は戦前であることを知らないって言葉にハッとして。うーん、うまく言葉に表せないけど
私がこの舞台にはまったのもタイミングだし、下ネタとかサバイバルとか苦手だけど、なんか心にグッときて。世の中いつもかもしれないけど不安定だし、自分の将来不安感じちゃうし。でもこの舞台はそんな自分も全部全部全部認めて燃えるようにして生きよーぜ!って言ってくれて。
今どきはっきりした言葉で聞こえることがないからすごく心にグッときて。
主人公もあるきっかけで自分の見たことのない一面を知ってしまう。自分のことが一番わかってるはずなのに自分が一番わかってないみたいな時あるなーって思っちゃった。思わず自分に見えた。嫌だなって思った。
でもでも、主人公つづきには一緒に笑って泣いてくれるたみちゃんがいて。2人は戦ってやっとつづきは聞こえない音楽の呪縛から解き放たれて、最後に誰のためでもない自分のための音楽を全身全霊で歌う。
すごくすごく素敵だった。
音楽を通じて周りの言葉が聞こえなくなってしまったつづきが、音楽によって生を取り戻していく感じ。
いろいろ考えて、自分のことが嫌になったり、苦しくなったりしたけど最後につづきが救われたときに私も何かわからないけど心が軽くなるというか。あの彼女ひとりに当たるスポットライトが希望にしか見えなくて、すごくすごく好きでした。
物語全体も大好きだし、この舞台の見どころはそれだけじゃなくて音楽も最高で。
ライフイズラブリーが2回ばかし登場してくるんですが、意味合いが違いすぎて本当に同じ曲って??何回もなった。それくらいどっちも好きです。あとSEも最高でしょ。あの竹の音とかセミの声、つづきが「○○茶や!」って言った暗転する時のあの2音!!たまらなく好き!!え、その2音そんなかっこよくなる???って100回くらい終わってから考えてる。たみちゃんがひとりで舞台にいて場面転換するときのスポットライトの当て方も好きだし、ちょっと主人公たちの心が動く時にドラムのタムがクレッシェンドするのもすごくゾワゾワしてバンドヤバイヤバイって感じ。ちょっと語彙力ないけど。
こっからは私が好きなポイントの羅列。
つづニャンの登場の仕方が美しすぎる。あれ毎朝の目覚ましにしたい。二幕の最初はみんな気づいてない時もあってソワソワする。
ふりかけがバンドメンバーを紹介した後のメンバーがチィっすみたいなのするのも好きだし、ベースの恋さんのあの音かっこよい。好き。あの3秒くらいで恋さんの虜になる。
絶対くんは貪欲に生きようとしてるんだと思ったけど、夢くんはどちらかというとそんな場面でも冗談言って夢だと思ってたい人だしその対比も面白い。立場は逆だけどよくあるこういう構図。絶対くんかっこいいよなー。つづきちゃんもうちょい現実にも目を向けてあげて欲しい。せめてクラスメイトの名前は覚えとこや。
あ名前で言ったら終からつづきのストーリーが動き出すの素晴らしすぎると思う
ともこはほんままじ○っπ。でもこの人のあるセリフグッとくる。ちゃんと信念持って自信もって生きてる人ってこんな強いんだって感じ。あのロードムービーへと向かう音楽好きすぎるwNMBライブツアーチームMの時の自己紹介を思い出しちゃうのはヲタクだからです。
たみ親子って似てないようで似てるよね〜ふとした言い回しが一緒だったり。お母さんの迫力と美しさがすごくてずっとすごいなー無言でもなんだろあの圧力って思ってた。
ろくろうは私が唯一理解出来ない登場人物。あいつ一番普通に見えて一番クレイジーちゃう???誰か解釈を私にください。
あめたろうは最高。
ようぞうとしゅうちゃんはもうすごいシンメ。飼い犬と飼い主。友達。支え合いすぎ。この2人がいたら最強感がすごい。私に新しい世界を見せてくれた存在。
あのようぞうちゃん!はい!最高すぎて1人で家で飛んでる。あーーー劇場で私ももっと身体動かしてやりたかった。心だけしか動かせないの辛い辛いつら。
ただおうちでDVDが出たら身体は動かせるけどあそこまで心は動かせないなー。
あーーーもっかい生で見たい。見れば見るほど見たいポイントが増えていって、なんだろこれが舞台の楽しみ方とはちょっと違うかもしれないけど。私の敵(テスト)はもはや真後ろにいる状態なのが悔やまれる。
はぁー。メロメロたち見てる時色々考えてるようで何も考えてないのかもしれないし、なんなのか全然わからないけどとにかく楽しくて、でも家帰ったら3時間寝ちゃうくらいには疲れ切ってて。よくわからんけど怪物って感じ。
一列目で見た時はドキドキしなかった所で最後列に座った日にドキドキしたりもうほんとクレイジーで意味わかんないです。
東京公演がまだ行われていないので、迷ってる人とか最近なんか楽しいことないなー音の波に溺れたい人はぜひ見ることをオススメします。。。
最初につづきっぽい口調で書こうと思ったのに全然できなんだ……。
ほな!
↑ここから東京公演(赤坂)買えます
ps舞台観劇慣れてない方へ
どうしたらいいかわからないかも知れませんが、楽しい時は笑えばいいしエモーショナルになったら泣いてもいいし、ただ最初に言われる観劇における注意(携帯はバイブじゃなくて電源から切るなど、館内写真撮影禁止〜)などはちゃんと守ればオールオッケイだと思いますので。